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今回は、楳図かずお作品の中でもコアなファンが多いマンガをご紹介します。
『漂流教室』です。
この作品に出会ったきっかけは、学生当時大好きだったロックバンド、イエローモンキーの吉井和哉さんが好きな漫画としてTVで見たことです。
この作品で楳図かずおという漫画家と出会い、その後14歳という同路線のマンガでどっぷりとハマってしまった。
この作品の魅力は、とんでもない世界観とストーリー設定にあります。
荒廃した未来世界に校舎ごと送られてしまった主人公の少年・高松翔ら、小学校児童たちの生存競争を描いた作品で、ちょっと少年サンデーで連載するには、エグい内容が多くて、どちらかというと大人になってからの方がハマるマンガです。ストーリーの奇抜さが凄くて、展開が驚きの連続で、一気に6冊読めてしまうめちゃくちゃ面白い作品です。
当時、私は大学生でしたが、ちょっと怖さも感じるマンガだったと思います。
この作品で楳図かずお作品を好きなり、その後『14歳』というこれまたぶっ飛んだ作品を単行本で購入していくようになったきっかけとなりました。
『漂流教室』は、文庫本タイプの全6巻で販売されていて、ストーリーの面白さから実写版で映画化かするなど。大人になってから再度この作品を全巻読み返すことになりましたが、今読んでも最高に面白かったです。特に子供あっても人間は凶暴化すると人を人と思わなくなるという恐ろしさだったり、教室内に取り残された子供たちの個性も強く、それがまた話の展開をより面白くさせていると感じました。
意外性の連続で成り立っているストーリーの展開がすごくて、楳図かずおの独特の画力もあいまってめちゃくちゃ怖く感じるシーンがいくつもありました。
その中でも好きなシーンがあって『4足歩行で歩く未来人類』が出てくるところ。
『うぁ!なんじゃこれ!』
と思います。
この私の『うぁ!なんじゃこれ!』は必ず共感してもらえるはずです。
この未来人類だけに限らず、怪物も登場したり、もう思考がついていきません。
驚きの連続に作家として頭が下がります。
今回は【漂流教室】の漫画を読んだレビューを書いてみたいと思います。
【漂流教室】子供とは思えない子供たちがすごいです
『漂流教室』の主人公は、生徒たちです。
この子供たちがメインのマンガではありますが、実にすごい名言や名シーンが多いんです。
とにかく人間というものの縮図かのようです。
私が好きなシーンをいうと。
ダントツで下記の名言です。
Twitterでその一場面があったので参考に貼ります。
『おとなの人は、もう自分のものさしができてしまっているんだ。』
末恐ろしい子供ですよほんと。
当時、私はいろんな意味で圧倒されましたね。
【漂流教室】漫画を読んだレビュー
この作品の読みどころは、先の読めない意外性の連続で展開するストーリーです。
ただ単に未来に飛ばされたSFではなく、人間性の深みを感じる子供たちの思考や行動も魅力だったりしますし、中には作者のメッセージ性の強い場面が見られる点もあります。
幼稚園児にすべてを託す最後の方のシーンは感動すら覚えます。作品を通じて意外性だけではなくアイデアの奥深さや、子供たちの決意したときの表情だったり、それを絵で表現する楳図かずおの見せ方がぎゅぎゅーと凝縮された最高傑作がこの作品なんじゃないのかな。
この作品を読み終えたとき、不思議な脱落感が漂いますよ。
中には、こみ上げて涙が出てきて止まらなくなる人もいると思います。
どの作品でもそうですが、感情移入ができるキャラとストーリー展開で心をもみくちゃにされたあと、最後にどんな終わり方をするかってすごく楽しみであり、さまざまな哀愁が訪れます。
特にこの作品はいろんな要素が詰め込まれている分、最後の終わり方もまた新しい体験をさせてくれる名作です。
そして、最後のシーンもかなりヤバイです。
大人になり改めて読んでほしいマンガとして、漂流教室は最高の脳みそミキサー作品です。
ちなみに私は全巻買いそろえました。
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